慰謝料請求の内容証明 - 細川行政書士事務所

慰謝料請求の内容証明はどのように書くのがよろしいのでしょうか。この点につきまして、他仕業の方たちがホームページでいろいろ記述されておりますので、参考にされるのがよろしいと思います。とはいえ、幣事務所も内容証明作成を業務として承っておりますので、参考までに、幣事務所の書き方について述べさせていただきます。


まず、当たり前ですが、当事者を記載します。誰から誰に内容証明を送るかということを明らかにします。

 

次に、不貞行為の事実関係を記載します。すなわち、相手の方が自分の配偶者と不貞行為を行っていた期間をわかる範囲で記載し、その期間内に肉体関係が複数あった旨も記載します。肉体関係の事実がはっきりしない場合は、工夫して記載します。また、不貞行為の証拠がある旨を記載しても構いません。裁判で証拠力があると判断されるか否かにかかわらず、ご自身で証拠であると考えるものがあれば、証拠があると記載しても問題はないからです。かならず記載しなければならないことではなく、かまをかける程度の感覚で記載する程度の理解でよろしいかと思います。なお、証拠の内容をむざむざ相手に教えることもなく、証拠があるとだけ記載すればよろしいです。


次に、その不貞行為に事実により自分が如何様な精神的苦痛を受けたかを記載します。たとえば、精神的に甚大な苦痛を受け、その結果、不眠になり心療内科に通うようになったとか、子供も情緒不安定となり、その状況を肌で感じる自身も精神的苦痛を受けている等です。もし不貞行為により離婚に至ったのであれば、その旨も記載します。なお、相手の不貞行為と自身の受けた精神的苦痛との間に因果関係があることを明らかにするように記載します。


次に、不貞行為の事実により慰謝料を請求することができる旨、根拠条文は何か、判例はどうか、一般的な慰謝料額はどの程度か等について記載します。これにより事実関係と請求する慰謝料額を関連づけることになります。


次に、慰謝料額が決まったら、それを振り込んでもらう金融機関の口座番号、支払期限を記載します。これについて、ほとんどの相手が口座に素直に支払ってくれることもないのだから口座番号を記載しても無駄とも考えられます。しかし、金額を要求している旨を明らかにすることと、少額の場合に支払ってくれた実績もあることから、記載するようにしています。


最後に、示談書や公正証書を作成する場合はその旨、支払期限の変更等の要求がある場合は連絡してほしい旨、もし支払いがいない場合や何らの連絡もない場合は、民事調停や訴訟などの法的手続きを取る旨を記載します。


以上が、大まかではありますが記載内容になります。そのほかに、ご自身の精神的苦痛の程度を細かく記載したいと思われる方には、できるだけお気持ちに沿ったように記載いたします。なお、内容証明にご自身の内心について細かく記載するのはどうかとのお考えの方もおられるかと思いますが、内容証明も手紙の一種であり、ご自身の気持ちを相手に伝えることは何らの問題はないと思います。